- 鍼灸(東洋医学)
- 『素問』 解精微論篇 第八十一 (かいせいびろんへん)
- 2023年01月30日
『素問』
解精微論篇 第八十一 (かいせいびろんへん)
黄帝在明堂.(こうていめいどうにいまして)
雷公請曰.(らいこうにこうてもうさく)
臣授業.(しんぎょうをさずかり)
傳之行教.(これをつたえておしえをおこなう)
以經論.從容形法.陰陽刺灸.湯藥
(けいろんしょうようけいほういんようしきゅうとうやくをもって)
所滋行治有賢不肖.(ますますおこないちするところ、けんふしょうありて
未必能十全.(いまだからなずしもじゅうぜんなることをあたわずば)
若先言悲哀喜怒.燥濕寒暑.陰陽婦女.請問其所以然者.卑賎富貴.人之形體.所從群下.通使臨事.以適道術.謹聞命矣.
請問有毚愚仆漏之問.不在經者.欲聞其状.
帝曰.大矣.
公請問.哭泣而涙不出者.若出而少涕.其故何也.
帝曰.在經有也.
復問.不知水所從生.涕所從出也.
帝曰.
若問此者.無益於治也.工之所知.道之所生也.
夫心者五藏之專精也.目者其竅也.華色者其榮也.是以人有徳也.則氣和於目.有亡.憂知於色.
是以悲哀則泣下.泣下水所由生.
水宗者積水也.積水者至陰也.至陰者腎之精也.宗精之水.所以不出者.是精持之也.輔之裹之.故水不行也.
夫水之精爲志※.火之精爲神.水火相感.神志倶悲.是以目之水生也.
故諺言曰.
心悲名曰志悲.志與心精.共湊於目也.
是以倶悲.則神氣傳於心.精上不傳於志.而志獨悲.故泣出也.
泣涕者腦也.腦者陰也.
髓者骨之充也.故腦滲爲涕.
志者骨之主也.是以水流而涕從之者.其行類也.
夫涕之與泣者.譬如人之兄弟.急則倶死.生則倶生.其志以早悲.是以涕泣倶出而横行也.夫人涕泣倶出而相從者.所屬之類也.
雷公曰.大矣.
請問.人哭泣而涙不出者.若出而少.涕不從之.何也.
帝曰.
夫泣不出者.哭不悲也.
不泣者.神不慈也.
神不慈則志不悲.陰陽相持.泣安能獨來.
夫志悲者惋.惋則沖陰.沖陰則志去目.志去則神不守精.精神去目.涕泣出也.
且子獨不誦不念夫經言乎.厥則目無所見.
夫人厥.則陽氣并於上.陰氣并於下.陽并於上.則火獨光也.
陰并於下.則足寒.足寒則脹也.
夫一水不勝五火.故目眥盲.
是以衝風.泣下而不止.
夫風之中目也.陽氣内守於精.是火氣燔目.故見風則泣下也.
有以比之.夫火疾風生.乃能雨.此之類也.