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徒手検査法
ゲンスレンテスト

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No. 58

【徒手検査法・徴候】

ゲンスレンテスト


【鑑別疾患】

仙腸関節炎


【やり方】

臥位。検査したい側の膝を抱えてもらう。

反対側の下肢をベッドから下ろす。

ベットから下ろした下肢を下に押す。

判定:股関節屈曲側の仙腸関節に痛みが出たら陽性


【経穴】

――――――――


【はり師きゅう師国試問題】

東洋医学臨床論 第28回 130問目

次の文で示す症例について、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。

「45歳の男性。2か月前から左腰下肢に痛みを感じる。前かがみで痛みが増強する。左足底部の知覚鈍麻、

アキレス腱反射は 減弱。間欠破行はみられない。」

1. FNSテスト

2. ボンネットテスト

3. ゲンスレンテスト

4. アリス徴候

 

 

 

【解答】

2. ボンネットテスト

【解説】

左腰下肢に痛み。および左足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射は減弱。ということから坐骨神経領域の神経痛を誘発していると考えられる。間欠破行はみられないことから腰部脊柱管狭窄症は除外。

L5-S1椎間板ヘルニアにおける神経根性の疼痛では、腰椎後屈位強制で痛みが増強しやすい特徴があり、

今回の症例では前かがみで痛みが増強しているので、L5-S1椎間板ヘルニアも除外。

よって、坐骨神経痛を誘発する要因である梨状筋症候群が考えられる。

○2. ボンネットテスト

→梨状筋症候群の鑑別に用いる理学検査。

――――――――――

☓1. FNSテスト

→L3/4 椎間板ヘルニアの鑑別に用いる理学検査。

☓3. ゲンスレンテスト

→仙腸関節炎、障害の鑑別に用いる理学検査。

☓4. アリス徴候

→股関節脱臼の鑑別に用いる理学検査。

――――――――――

【参考・引用図書】

なし

――――――――――

【参考・引用URL】

なし


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